これって単純に獣医師1人が受け持つ家畜数で比較していますが、同数の家畜数を診療した場合の国ごとの工数が考えられてないと思うのです。
例えば
1か所で100頭の家畜を見るのと、3か所で合計100頭の家畜を見るのとでは
家畜の数は一緒ですがそれにかかる手間は違いが出ます。
アメリカが極端なので見てみると、家畜数に対して公務員獣医師の数は非常に少ないです。
ということはその人数でも、見て回れる環境や条件が整っているということです。
なので一概に人数割合のみで獣医師の数が足りているというのは違うと私は思います。
また日本国内で公務員獣医師が足りているという状況だと、足りていない場所があるといことは必要以上に獣医師のいる場所があるということではないでしょうか?
公務員獣医師の給料自体は各都道府県でそんなに違いがないと思います。
ならばそこに住みたい理由などがあるとは考えられないでしょうか?
また総家畜数に対して総獣医師数で割合を出し
総ペット数に対して総獣医師数で割合を出しているデータになっていますが
畜産獣医とペット獣医は基本的にやることや装備が違いますので意味があるデータのようには見えません。
それぞれ専門獣医の数での割合が必要だと感じました。
ただ、獣医として仕事をしていない方がどのようにかかわっているかとかがわからないデータなのでどうなんでしょうね?
結論 農家の数や集約率それに伴う移動距離や時間などを考慮しない獣医師の数と診療動物の数だけの比較で、同一労働と言えない条件でのデータの考察で比較は難しいと思います。